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吹っ飛ぶとは?/ スタッフィ

[ 323] 人が吹っ飛ぶ「究極奥義」を科学する〜『武道vs.物理学』 保江邦夫著(評:栗原裕一郎):NBonline(日経ビジネス オンライン)
[引用サイト]  http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080417/153377/

ひ弱で運動音痴だったため、いじめにちかい扱いを受けていた。クラスにはもうひとりいじめられっ子の肥満児がいて、ふたりは自然と仲良くなっていたのだが、ある日、心ないいじめっ子たちから「ケンカしたらデブのほうが強いだろう」とけしかけられた肥満児は、友達であるはずの男を突き倒し組み伏せて「俺のほうが強いんだ!」と叫んだのである。
それ以来、男はいちばんの弱虫というレッテルを貼られた。この事件はトラウマとして残り、男を終生苦しめることになる。
ひ弱な自分でも鍛えれば強くなれるかもしれない。そう考えた男は武道の門を叩いたがお話にならなかった。
男は虚弱な体質でも打ち込める仕事に就いた。一身に取り組むこと30年、気づくと男は50代に入っていた。そこそこ満足のいく成果を残せたことを確認した男は余生を穏やかに過ごそうと考えたのだが、好事魔多しで進行したガンが見つかってしまう。手術は成功したものの再発を宣告された。男は残りの人生を諦めざるをえなかった。
そう、ささいなことをきっかけに、男はいつしか武道の「究極奥義」を自在に操れるようになっていたのである。トラウマがすーっと解消したことがわかった。ガンの進行も止まってしまったようだ。
以上が本書のあらましである。要約するなら「スピリチュアルな自分探し癒し系」、問答無用で「トンデモ」確定しそうな勢いだ。
だが、ブラウザを閉じるのはちょっと待ってほしい。というのも、男が30年間打ち込んできた仕事とは、物理学、それも理論物理なんですね。
そして、男すなわち著者が見つけた「なすべきこと」とは、自分に突如備わった力の謎の追究をとおして「科学では説明できない」といわれてきた日本武道の「究極奥義」である「合気」を科学的に解明することであり、その仮説とそこにいたるまでの思考の過程を解説したものが、ほかでもない本書なのである。
うむ。評者もまずその可能性を疑ったので軽くリサーチしてみたのだが、そういう評判はないようだった。専門は量子脳力学。ホーキングの相棒ロジャー・ペンローズが追究している、意識を脳内の量子現象として理論づけようというあれですな(ただし、保江の理論はペンローズとは別の系統である)。
やっぱりアッチじゃないかって? うーん、そういいたがる人もいるけど、でも、あんな最先端バリバリの仮説がトンデモかどうかなんて素人には判断つかないですよ? 科学者にもはっきり「ト」と断言している人はほとんどいない(遠回しに匂わせている人はけっこういるが)。批判はいっぱいあるけれど、仮説に対する批判と「ト」認定は別ですからね。
ついでに「ニセ科学」についてもちょっと。水に「ありがとう」と話しかけるときれいな結晶ができると主張する江本勝『水からの伝言』に激しい批判が出て論争が起こったことは記憶にあたらしい。批判サイドの代弁者となった物理学者・菊池誠氏のホームページに情報が蓄積されている。
菊池氏はたびたび「グレーゾーン問題」に言及している。簡単にいうと「科学とニセ科学をすっぱり区別するのは本当はなかなかできないんだよ」ということだ。詳しくは、戸田山和久『科学哲学の冒険』(NHKブックス)と伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』(名古屋大学出版会)を参照されたし。
「ニセ科学」関係のタームとしては「未科学」というのもある。これは「いつか科学と認められるかもしれないが、現状では何ともいえん」という「科学以前」の状態を指しているから「ニセ科学」とは区別しなければならない。ペンローズの量子脳論もいまのところ「未科学」ということになるだろう(旗色は悪そうだけど)。
本書は大きく二部構成になっている。前半では、物理の基礎のおさらいをしつつ、いくつかの格闘技の技などに分析が加えられる。
解析されるのは、柔道の達人・三船久蔵十段の考案した「空気投げ(小柄な三船十段が軽く左右に振るだけで敵が吹っ飛ぶ)」の秘密、はったりのような空手の跳び蹴りに威力がある理由、グレイシー柔術の「マウントポジション」が総合格闘技において圧倒的強さを見せる理由(とそれの返し技)といったところ。
思わず手に取りたくなるタイトルと手軽なボリュームで大量に出版される「新書」。多忙な毎日の中で「読むべきか、読まざるべきか」のお悩みを、手練れの読み手たちが毎日1冊ずつ解消致します。
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