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業界とは?/ ノーローン

[ 155] 業界動向 | 帝国データバンク[TDB]
[引用サイト]  http://www.tdb.co.jp/report/industry.html

TDB業界動向から主要業界の概要などを抜粋。他にも業界のキーワード、業績TOP3、快晴から雷雨まで7段階のお天気マークで表現した業界の動向と展望を紹介します。
2009年1月から上場会社の株券はすべて電子化され、金融機関にて管理されるようになる。日本証券業協会と証券決済制度改革推進センターでは、タンスに眠っている株券の洗い出しを各家庭に呼びかけている。
2007年6月に改正施行された建築基準法は、いわゆる「耐震偽装問題」を受けて建築確認申請にかかる審査を厳格化したものであるが、これにより特に高層建築物の確認申請が長期化して着工戸数の大幅な減少を招いた。
鉄道の駅前に20階以上の高層ビル・マンションを建設する動きがなお活発である。職住接近や高齢化による生活サービスの近接需要の増大などが要因であり、首都圏に限らず関西や九州地区においても竣工ラッシュが続いている。
二酸化炭素をはじめとした地球温暖化につながる物質を排出する権利を売買すること。大手商社は途上国における環境装置の販売や温暖化物質の削減事業といったクリーン開発メカニズムのほか、先進国同士の余剰排出権の売買などを積極的に手がけている。
2008年に入り、ビールメーカー4社が軒並み値上げを実施する。麒麟麦酒は2月から、アサヒビールは3月から、サッポロビールとサントリーは4月から、それぞれ約3〜5%の値上げに踏み切る(サントリーは業務用のみ値上げ)。輸入モルトやアルミ缶の価格高騰が要因。
日本の繊維産業は、安価な中国の繊維産業の影響から縮小を余儀なくされており、国内生産の減産に歯止めがかからない。しかし、アラミド繊維や炭素繊維などの高機能繊維事業では旺盛な需要により引き続き世界市場を席捲するほか、樹脂・フィルム事業では開発・生産設備への積極投資で拡大を図っている。
リサイクルのなかで、原料にまで戻して再利用を図るのがケミカルリサイクルである(材料として再利用するのがマテリアルリサイクル)。ポリエステルやナイロンの繊維製品はケミカルリサイクルに適しているとして、事業を本格化させる動きが目立っている。
出版市場は1996年をピークに市場は落ち込みを続けている。出版物は委託販売形式で取次店が商社機能を果たしているため、本を出版すれば売れ行きにかかわらず資金の融通が利くという特徴がある。これが出版点数と返品率の増加を招いており、出版物の寿命を縮めているという問題点が浮かび上がっている。
2008年1月に開始された新聞記事比較サイトの名称。朝日新聞社と読売新聞グループ、日本経済新聞社が共同でオープンしたもので、記事や社説などが一覧表示されている。大手3社の業務提携が実現したことのインパクトは大きく、他社は危機感を募らせている。
新薬の開発競争が激化し、世界的な再編が進んでいる業界である。国内は医療費抑制の機運から薬価の引き下げが続いており、伸びが期待できないことからメーカー、卸ともに大型合併が続いている。また、大衆薬の販売規制緩和も見込まれていることから、ドラッグストアも再編を開始している。
2009年4月に施行される改正薬事法では、一般用医薬品の販売資格を緩和し、「登録販売者」が常駐すればコンビニやスーパーでも販売が可能になる。事実上の規制緩和であり、ドラッグストア以外の分野でも販売競争が開始される見通し。
2006年月にミタル・スチール(蘭)がアルセロール(ルクセンブルク)と統合し、世界最大のメーカーとなるアルセロール・ミタルが誕生した。また、タタ製鉄(印)やニューコア(米)なども世界規模でM&Aを繰り広げており、日本メーカーも標的になっている。
デジタルカメラはデジタル一眼レフへの買い換え需要の増大により、販売数量が増加傾向にある。時計は海外ブランド品の人気と国内中価格帯商品の停滞が続いているが、ムーブメントの生産量は日本が首位。電気計測器は企業の設備投資の増加に伴い伸長傾向にある。
撮影レンズから入ってきた光をそのままファインダーで確認し、撮影することができるデジタルカメラ。コンパクトタイプに比べプロ向けやマニア向けのため機構が複雑で高価だが、買い換え需要を中心に販売数が増加している。
松下電器産業は2008年10月に商号をパナソニックに変更する。同時に、「ナショナル」で展開してきた国内向け製品も「パナソニック」に統一し、ブランドを一元化する。国際競争力を高める狙いがあり、この動きが他社に波及するかどうか注目されている。
地球温暖化問題への取り組みとして、省エネ・CO2排出抑制などの技術開発が急ピッチで進められており、資本系列を越えた提携が活発に行われている。日本メーカーも海外資本を受け入れており、最もグローバル化の進んだ業界である。国内では販売台数が頭打ちとなっており、成長を海外に求める動きが続けられている。
インターネットプロバイダーや携帯電話キャリアが行っている、有害サイトへのアクセスを制御するサービス。NTTドコモなどキャリア4社は2007年12月に総務省の要請を受けて、未成年者に対する同サービスの原則加入を打ち出している。
大阪では大手百貨店が相次いで増床やリニューアルオープンを行うタイミングが2011年に集中していることから、「2011年問題」と呼ばれるようになっている。実需に対して店舗床面積が大きく増加することから、供給過剰の懸念が広がっている。
2009年6月に開業する東京の地下鉄線。埼玉県の和光市駅と東京の渋谷駅を結び、16駅が新たに造成される。東京の大型鉄道インフラとしてはこれで一段落となるため、開業がもたらす経済効果が期待されている。
原油価格の異常な高騰に対応して、各航空会社や海運会社などが利用者(社)に燃料価格の上昇分を費用負担してもらうことができる仕組みで、国土交通省が認可する。日本−ハワイ間の航空料金の場合、12,500円(日本航空、2008年2月現在)が追加となる。
2011年7月から開始される新しいデジタル放送。番組表のダウンロードや双方向による番組参加、クリアな画質など多くのメリットがあると同時に、従来の受信器(テレビ)では観ることが出来なくなるなどの弊害もある。
コーポレート・ガバナンスのため、会計上のルールを守るほか、各種法令順守、モラル向上、リスクマネジメントなどをITを駆使して総合的に取り組む内部統制コンサルティングが人気である。

 

[ 156] IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ − @IT
[引用サイト]  http://www.atmarkit.co.jp/news/200710/31/ipa.html

討論したのは、東京大学、筑波大学、日本電子専門学校の現役学生10人とIT業界の重鎮2人。IT業界の重鎮とは、自身ではメインフレーム開発しか行ったことがないというNTTデータ 取締役相談役で、情報サービス産業協会 会長の浜口友一氏と、TISの代表取締役社長 岡本晋氏だ。加えてIPA理事長の藤原武平太氏が答えた。
「IT産業へのイメージ」との質問に対して学生の1人は「IT産業は自分たちの生活に欠かせないもの、生活を支えてくれる基盤である」と優等生な回答。しかし、別の学生からは「トヨタ自動車やソニーのようなユーザー企業と違い、IT(の導入)しか行っていないNTTデータのような会社が一番謎」といった疑問が出た。イメージを聞かれても、そのイメージ自体が何もないという皮肉な答えだ。別の学生からは「(情報を発信するテクノロジなのに)IT業界が何をしているのか分からないのは問題」といった、そもそも論も聞かれた。
いくつか挙げられたIT業界のイメージは実にネガティブな内容だった。いわく「きつい、帰れない、給料が安いの3K」に加えて、「規則が厳しい、休暇がとれない、化粧がのらない、結婚できない」の“7K”というイメージだ。学生は、ほかの業界と比べて「IT業界は特に帰れない」というネガティブな印象を強く持っているようだ。
ネガティブイメージを突きつけられた浜口氏は、「必ずしも全員が3Kではない」と反論。岡本氏も「3Kの“帰れない”は、帰りたくない人が帰れないだけ。スケジュール管理の問題だ。私は40年間近くIT業界で仕事しているが、何が一番幸せかというと退屈している暇がないことだ。技術が進歩するにつれわれわれの仕事も複雑化してくるが、一生懸命追いかけていくだけでも退屈しない。いい仕事を選んだと思う」と自らの仕事を振り返りつつ、学生に反論した。
また岡本氏は「モノをつくっている会社は、イメージがモノで通じている。われわれの業界はモノを作るといってもソフトウェア、もしくはサービスを提供している。目に見えてイメージはわかないかもしれない。インターンなどで実態を見てからもう1度考えていただければいい」と学生を諭した。
さらに藤原氏はネガティブイメージについて「ハードウェア開発は迂回生産で生産工程が長いが、IT、特にソフトウェア開発は、頭脳とサーバとオフィスがあればよく、投入する物的資源が少なくて済む。あとは頭の勝負。そういう産業構造だから若い人の活躍の場が非常にある。(IT業界は)そこをもっと訴えていく必要がある」とIT業界の魅力をアピールした。
だが、学生にとってはIT技術者も謎。「工程ごとにいろんな呼称があるが、ITコーディネータやITアーキテクトなど、具体的に何をやっているのかさっぱり分からない。横文字だけが並ぶ」と、ITスキル標準をプロモートする重鎮を前に指摘した。
IT業界はどのような学生を求めているのか。重鎮たちは「コミュニケーション能力に長けている人」(浜口氏)、「チャレンジングで好奇心旺盛な人」(岡本氏)の2点を挙げた。
だが、学生たちは、コミュニケーション能力とは具体的にどういうことかと首をかしげる。学生の1人は「コミュニケーション能力の重要性は、就職活動をしているとどこの業種でもいわれること。だが、例えば、ドキュメント化能力のようにIT業界に限って必要な能力とは具体的に何か」と質問した。
岡本氏は、システム開発で顧客のニーズ(なぜIT化するのか、どんな効果を期待するのかまで)を深く引き出すことの難しさを例に挙げ、相手の考えを推し量る能力が必要だと述べた。浜口氏は「ドキュメンテーションも大事だが、システムを作るうえで世の中の物事を5W1Hできちんと整理できることが大事」と答えた。

 

[ 157] ニッポンIT業界絶望論:江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance - CNET Japan
[引用サイト]  http://japan.cnet.com/blog/kenn/2007/11/09/entry_25001425/

IT業界不人気なんて、この業界に重くのしかかる決して晴れることのない暗雲の氷山の一角に過ぎない。はてなの匿名ダイアリーにもどうせ理系出身者なんていらねえんだよ。なんて書かれていたけど、これが現実なのだよ、学生諸君。

ちょっと補足しておくけど、ここでIT業界っていうのは、SIerのことだ。お客さんの要件をヒアリングして、その要求に沿ったシステムを受託開発するっていうビジネスのことを指している。

ぼくもその昔、その世界のループに組み込まれていた。そして華麗なるコミュニケーション能力とやらをいかんなく発揮し、場の空気を読み、生意気なぐらいのチャレンジ精神で、それなりに仕事のできるよい子だったようだ。

だって、考えてみてごらん。お客さんのところに出向いて行って、その業界のことをじっくり観察・勉強して、業務課題を理解し、それをえぐり出してあげると、「あぁこの人はわかってるんだな」と思ってもらえる。「若いのに、社会やビジネスの構造がよく見えているんだな」なんて風に思ってもらえる。相手がそういう風に認めてくれているのを肌で感じるんだよ。

そしてさらに、それを実際に技術的な次元に落とし込んで、ソフトウェアという形にして作り上げて「ほら」と見せてあげたら、今度は「この人は、業務を知ってるだけじゃなくて、それを実際に形にすることができる技術まで持ってるんだ」っていうリスペクトまで得ることができる。

そしたら、そのお客さんはぼくのファンになってくれるわけだ。次回からは、直々にご指名が入るようになってきて、でもゴメンなさい、もう今は他の仕事で忙しくて手一杯なんです、ってお断りしなきゃいけないサイクルに入ってくる。予定表はいつも一杯で、昼間は分刻みでアポをやりくりしながら都内をぐるぐる回って、夜に帰社してToDoリストを片っ端からやっつけていく、そんな日々が延々と続いていく。

そして、徹夜に徹夜を重ねたあとにカットオーバーした瞬間の、朦朧としていく意識とともに自分の体から重力の作用がふっと立ち消えていくような、えもいわれぬ高揚感。たとえそれが半年程度のプロジェクトでも、それが終わる頃にはお客さんとはもうまるでオマハ・ビーチの死闘をくぐり抜けた戦友のような知己となっている。

この、やるべきと信じることをカチッ、カチッと片付けていく感覚、そしてその結果として他人から認定してもらえることの喜びが、幸せでないわけがない。

この局所的にみれば顧客満足を見事に達成するごくまっとうなストレス→ドーパミン→ストレス→・・・のサイクルが、心の奥底にしまわれた疑念の声をより一層固く閉ざすことになっていた。まるで、後ろめたい気持ちを感じながらも依存性を断ち切れない麻薬のように。

そんな生活をしていたある日、ひと仕事終えてスターバックスでコーヒーを読みながらしっぽりウェブを泳いでいたら、なんだか得体の知れない不安感のようなものにおそわれたことを思い出す。このとき、とうとう心の底で長らく封じられていた声が聞こえてきてしまったのだった。

コンピュータの性能はこの40年で1億倍になった。当時10億円したメインフレームと同じ計算力を現在なら10円で入手できる。かつては巨大なスーパーコンピュータが設置されている電算室の前にエリートたちが列を作って順番待ちしていたのに、今ではその何万倍もの性能の端末を女子高生たちがポケットに入れて持ち歩いている。

こんな圧倒的なイノベーションが現在進行形で起きている時代にせっかく生きていながら、自分のやっていることのなんとちっぽけなことか。そういう焦燥感を覚えた。

もともと、そういう圧倒的な技術の提供者になりたくてこの世界に来たはずじゃなかったのか。前世紀末、日本が第1次ネットバブルの熱に浮かされていた頃、どうしてもテクノロジーへのこだわりが捨てられず、当時から未来はネットの側にあると感じつつも、どうしてもネットベンチャーで働くという選択肢をとれなかった自分は、こんなことを続けるためにソフトウェアの世界にとどまる決意をしたんだったっけ?

そういう疑問が堰を切ったようにあふれてきて、そして答えはどこにもなかった。文字通り、どこにもなかった。

情報という財の新しさは、ほぼ限界費用ゼロで劣化なく無限に複製できるということだ。それは理論的にはシャノンが信号を量子化する前から正しいことが知られていたが、コンピュータとインターネットの急激な普及はとうとうそれを現実のものとした。現代は新聞、テレビ、音楽、映画、本などの情報財に囲まれて暮らす豊かな時代であり、そしていまやそれらのコンテンツ産業は情報技術がもたらす価格低下圧力との仁義なき戦いを続けている。主流対主流のガチンコの戦いだ。

一時ロングテールという言葉がもてはやされたが、その頃にはとっくにアテンションのほうが稀少資源だった。情報は加速度的かつ累積的に供給が増えているが、人々が情報を消費する時間は定数で、死蔵される情報ばかりが増えていく。この定理は逆も真なりで、参入に巨額の資本を必要としない情報産業では超優秀な技術者のアテンション(集中力)だけが稀少資源で、それ以外の何物もない。その資源を使ってどれだけレバレッジの効く情報財を生み出せるかが唯一無二の戦略であるはずだ。

情報財に固有の、限界費用ゼロで複製できる性質が活かされる余地はまるでない。情報財の競争は人々のアテンションを奪うためにどんどん激化していて、最先端ではもはや「対価は無料に限りなく近いもの」という次元で極限まで「広く薄く」のモデルでバトルが繰り広げられている。今の時代、無料で利用できるサービスが一番クオリティが高いというのは偶然じゃない。これは情報財というものの本質が見えていれば、競争原理が正常に機能した結果だということがよくわかる。それなのに、受託開発の世界の人たちには、そんな土俵が存在することすら見えていない。たった一人の顧客に届ける財なんて、サイエンス的にも、ケーザイ学的にも、古き良き製造業未満の存在じゃないか。

アメリカなら、ソフトウェアの世界で本来の意味でモノ作りに携われる仕事がたくさんある。グーグルとかマイクロソフトとか、メジャーどころを足し上げていくだけでも10万人以上の雇用吸収力があるから、ごく平凡なスキルのプログラマでも大企業でそういった仕事に就く機会がある。それなりにいい給料で、ステータスもあって、定時に帰るという満足な生活を営むことができる。そういう意味では、外国人労働者との競争とかレイオフみたいな要素もあるけど、アメリカ人にとってのソフトウェアエンジニアという職業は日本に比べたらずいぶん楽できているのは間違いない。

でも、日本にはそういうソフトウェア・プロダクトを製造する会社、ないんだよ、ほんとに。ちょっと前までは日本のネット業界で技術系のベンチャーなんてほとんど皆無に等しかったし、今でもそれほど状況が大きく変わったわけじゃない。

だから、じゃぁどこに転職すればいいの?と聞かれたら、答えに窮してしまう。最も技術的にエッジっぽいベンチャーを全部かき集めても、日本でトップクラスの技術者すら吸収しきれるキャパはない。選択肢がないんだよ。

だから、あんな生産性の低い、たぶん全産業の中でももっとも生産性が低い部類の、ああいう仕事にとどまることを余儀なくされているのだろう。

しかし、本来ならそんな生産性の低い企業は市場メカニズムによって退場させられるはずなのだけど、なぜか日本ではそういうことが起きない。情報大航海プロジェクトみたいなのに代表されるトンデモなバラマキ政策などで植物状態にもかかわらず酸素だけは供給されているから、もうそろそろ死なせてあげるべき企業が死ねてないのだ。みじめとしか言いようがない。

日本のSI業界の過酷な労働条件を改善したければ、やるべきことは労基法の改正とかじゃなくて、市場メカニズムを正しく機能させることだ。日本のIT業界を発展させたければ、援助交際をやめて何もしないことだ。

その結果、そもそも本質的には供給過剰だった多くのSI企業は倒産するか併合され、おそらく数社の大手ブランドと超小規模なブティックに収束することになるだろう。そして一時的には今以上に「見かけ上のサービス供給不足」が起きるが、ユーザ企業はむしろ「無きゃ無いで、割と平気だったのね」という真実に気付かされるだろう。

今までのユーザ企業は実質どうでもいいところまで細かくオーダーメイドで作り込むことを要求しすぎていた。そのくせ、結局ユーザには不評で使われないシステムが量産されていたのだから笑い事ではない。人間の価値観は努力や根性では変わらないから、それが無駄だと気付かせるには外的要因しかない。受託開発サービスの絶対供給量が減れば、そんな無理も言ってられなくなって無駄のない落としどころで需給均衡するだろう。さらにはパッケージを使うべしという駆動力にもなり、より生産性の高いソフトウェア・パッケージやSaaSのような国際競争力の高いビジネスモデルの需要を創出する効果もある。そこへきて先のSI企業の整理統合ではじき出された優秀な人材が本来の実力を発揮して活躍できる新たな機会が登場するというわけだ。おいしい人材を一時的に外資に持って行かれるかも知れないが、低い生産性の企業に優秀な人材を張りつけていることの大罪を思えば、人材に流動性をもたらす触媒になってくれるならむしろ大歓迎だ。

ま、そんなわけで、世の中が目まぐるしく動いているのに自分は・・・という焦りを覚えている心ある技術者は、全力で受託開発の会社から逃げ出す準備を整えたほうがいい。とても残念なことだけど、そこには未来は絶対にないよ、とハッキリと言っておくのが、ぼくにとっての精一杯の誠意だ。

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私の意見ですが、SI業界の人気が低迷しているのは、中堅以下のSIer、ソフトウェアハウスの多くがリスクの高い受託開発ではなくリスクの少ない常駐派遣で技術者の正社員を働かせるというビジネスが横行しているのが原因ではないかと思います。
常駐派遣で正社員を客先に放り込んでしまえば、社員教育を客先の企業が行ってくれるので教育費が削減できる、勤務時間の長さで契約金が支払われること、受託開発のように開発に失敗したときの請負報酬が0になることのリスク回避などによって、技術者の企業への帰属意識が薄れ、正社員なのに技術者は短期間で次のプロジェクトに移り、結果として大量の退職者が出てしまうというスパイラルが繰り返されるのは当然だと思います。
まったく同感です.鍵はユーザ企業のITの使い方にあると思います.日本のボトンアウプ型組織は効率にITを生かせないため、IT技術者をだめにする道に送りつつである.
SIで行われる内容を考えれば、イノベーション云々という要素がそもそも少ないというご指摘はもっともだと私も思います。ビジネスを実現するために必要なITという観点でのアプローチがほとんどですからね。テクノロジードリブンな話をしたいなら、きっとSIとは違う話になります。
いずれはどのSIerも本格的なコンサルティング能力を有することになると思いますが、その際にポイントになるのは、知の集積になるのではないかと考えています。
SIに絡むコンサルティングに重要なのはゼロベースで考える力ではなくて、システムに落とし込むことを意識した要件定義やグランドデザインを行う力でしょう。これらは経験が何よりもモノをいう領域の話であり、地頭が良ければなんとかなるという類の話ではありませんから。
そうなると、アクセンチュアやEDSのような超巨大コンサルは規模の優位性を発揮できるわけで、むしろ他の大規模SIerと手を組むことができない中堅どころのコンサルがしんどくなるのだと思います。
SIer2.0を行うには,顧客側の意識改革も必要です。提案型,業務改革型,新サービス創出型ビジネスはこれまでもずっとやってきていましたが,顧客側がついて来れていなかったと思います。ですから,いくら革新的な提案をしても受け入れられなかった。安全な提案に終始してしまう。また,顧客側から出てくるRFP自体もシステムリプレースがメインであり,新サービスの創出まではいたっていない。大概,そういったイノベーションを起こすところは自社開発がメインですしね。
これまでのSIerだって十分エキサイティングでしたよ。大きな組織の構造改革をする時の受託開発は時間との戦いなのか中で生き物の様に仕様が変わり,顧客とベンダーの喧嘩と和解の繰り返しの中,最後は握手をして終わるという,プロジェクトXの世界をリアルに体感してきたものとしては十分エキサイティングでしょうね。
但し,外から見る方々からいわせれば,知の創出が出来ていないからエキサイティングではないと語られるのも理解できますが,SIerってなに?っていう事を考えると,十分な仕事をしていると思います。
現状のやり方をベースに論じるから、そういう絶望論的な展開になると思うぞ。今まで間違ったやり方でやってきたから、こういう結果になる。だから、やり方を変えるべきである。SIもある種の製造業。もっと賢いやり方で製造している業界は他にもたくさんある。それを参考にしたやり方を踏襲すれば、絶望論にはなんらない。来年に施行されるソフトウェアハウス向けの新会計基準は良い着眼点だけど、いまいち変革にはならない。近いうちにある企業から発表されるでしょう。(ほとんどの読者は分からないと思うけど、江島さんなら分かるかな?)
kennさんの元エントリーはSI絶望論ではなくIT絶望論なので、対象はSIの生産性のみに限らずWebの(相対的)後退も含まれていると思います。で、これは「マジ?」ってくらい深刻にマズイ状況だと思っています。ケータイとかゲームとか特異点はあるのですが世界規模に伸びるものはまだ見えていないですね。そういう意味では、Webも内需にとどまっているのが現状だと思います。潜在的にも外に出て行ける芽が無いという閉塞性は..って凄く長くなるのでこの辺で。。
Webの世界の目線でSIを捉えるとおっしゃる通りの考えになると私も思います。国内SI産業の優位性がどこにあるか・・・正直に言うと、無いのかもしれません。IT業界では、米国に追い着け追い越せという状況が続いていますね。もっとも、本気で追い着こうと考えている人は案外少ないかも。欧米スタンダードの焼き直しでもいいや、と感じている人は結構多そうです。
江島さんの言うこともわかるんですが、その世界観では、ハイパープログラマーみたいな突出した人しか生き残れないし、必要ない、ということになりませんか?賃金低くても、週160時間労働でも、情報の流通性を生かし切っていない仕事ばかりとしても、多くの経営者は、「これで何千人規模のプログラマーを20年くらいは食わしているんだ。放っておけばヒッキーになるような連中を養ってるんだぞ」と開き直ってるんじゃないですかね。今後も、全体としてのニーズやら仕事の量は大して爆発的に増えないのであれば(そう決めてかかっているのが思考停止かもしれませんが、リスクを冒してでも市場拡大を狙ったイノベーションをしかけることはしないという経営判断は間違っているとは思わない)、一人あたりの生産性が低い方が、多くの人に仕事を割り当てることができる、という考え方もある。才能豊かなクリエーターやプログラマーがその能力を十二分に発揮できて一人あたりの生産性があがる。それは結構ですが、「そこそこの人」は淘汰されていいのか?「ムダが人を養う」ということの歴史はとても長い。確かにそれは不健全だけど、あまりに長く続いてきたことを考えると、その不健全を好むのが人間(日本人?改革に対する抵抗勢力?)の本質とも思わなくもない。
一人あたりではなく、全体としての生産量をどうあげるのか?突出した一人が活躍する可能性を広げることが、市場を爆発的に拡大させることにつながる、と考えているのか?(←多分に楽観的で飛躍してると思いますが)
「未来がない」というのは簡単ですが、「あるべき未来」をどう考えてらっしゃるのか。江島さんは要するにアメリカ型の市場原理主義者なのか?という印象を持ちました。
日本は、どこの業界でも同じ問題を抱えてるのかも知れないが、とにかく日本は諸外国に比べて基幹業務の生産性が低いです。
レバレッジの話、まったく同感です。外出中に携帯から読んでいて、出先なのに頭の中でずっと感想文を考えていました。笑
IT業界がことさらいわれるのは、その苦しんでいる人たちがWebという公な発言場の利用方法に精通しているからだと思われます。
2次、3次の製造業の現場の方がIT業界の同じような階層の人に比べてそういったものに精通していないのは明白ですし。
また、他業種に比べ大学などを卒業したような比較的学歴というものを持っていると思われる方々がそういう現状におかれていることにも起因するかもしれません。
いずれにしても、エンジニアリングがからむ業界において自ら手を動かさずにマネージメントと称した丸投げをやり始めたらこうなることは自明の事実だと思います。
確かに会社は大きくなってきて内部統制が必要になりました。だからと言って、トップダウンで工程管理をして、企画者である経営層と現場が社内外注みたいな関係になりエンジニアは買い叩いて駒ばかり数を揃えて、それでいて昔のような無茶なスピードばかり要求されてというのではまともな物が出来るはずもない。面白い物を皆に提供して使ってもらい何か日々の生活を便利にすることに寄与すると言ったイノベーションへの意思はもうどこにも無く、雑誌を作って広告を貼る事に終始しているのはテレビの悪い縮図のように見えます。受託から逃げたところで、日本で建設的なことをやっていて商売になっている会社はどこにもないんじゃないですかね。
「広告業界の現状と未来を語る」ヤフーブログのyassyluckyと申します。業界は異なりますが、広告業界も類似構造があると感じます。仕事もそこそこに遊んでいる人間はさておき、仕事が出来るという評価の営業であれば、まさにストレス⇒ドーパミン⇒ストレスの繰り返しです。それを続けることは難しくだからこそバーンアウト症候群、鬱病、最悪の場合自ら命を絶つケースもあるのです。
迫り来る既得権益の崩壊に目をつぶり、業界構造改革が進まない現状では、将来が本当に危ぶまれます。私は大手にいるよりも自ら改革の実践をする道を選びました。非常に参考になりました。
SI業界はサラリーマンになってしばらくしか経験していなかったうえに、現在ではWeb業界の仕事をしている訳ですから適正・妥当・公平なコメントをできる立場にはいないと思います(汗)。
ですので、偏った見解であることを自覚した上で、様々な情報サービスが「無償化・国際的な標準化」を遂げて行く中で、「日本語や日本的な商習慣」以上に差別化できる障壁もしくは差別的優位性を国内SI産業が有しているのか?という点には興味を感じますし基本的にはなんとかして欲しい(頑張って欲しい)という気分もあります。
追加です。たしかに国内情報産業は、Webも含めて輸入超過(1兆円前後)ですね。製造業は組み込み系ソフトウェアも含めて輸出超過なのですけど、いったい日本の製品に何が足りないのか。
答えは明らかですね。最初から日本市場しか見ていないのですから、世界市場で売上を伸ばせるはずがありません。情報産業で輸出超過を狙うのであれば、アウトプットは全て英語の形でも残さないと、世界市場からそもそも注目してもらうこともできないでしょうね。
ネット全体の生態系が引き起こす「情報経済変革」と情報産業が引き金となる「情報経済変革」が同じモノである必要性を私は感じないのですよね。例えば、google検索エンジン絡みの変革と、Suicaを代表とするICカード絡みの変革は同じ土壌からは出てこないと思いますけど、どちらも生活に変革をもたらしましたよね?
多くの人が勘違いをしていると思いますが、WebというのはSI領域の一面に過ぎません。もしもWebという土俵だけで変革を期待しているのであれば、それはSI業界から去った方がいいと思います。
仮に国内の情報産業に於ける構造変革が実を結んだとしてもウェブを通じて起こっている“ネット全体の生態系”が情報経済を変革している事態には追いつけないのではないでしょうか?
パラダイス鎖国という呼称を濫用するのは安易かもしれませんが、ウェブサービスに於いても、開発のコアにある技術やコンセプトはほとんど日本以外の海外からもたらされたものですので、この落差は相当大きいと感じます。
先のコメントで書き足りなかったことをブログエントリーにまとめてみました。私にとっては、「まだ絶望するのは早い」と感じているので、それについて述べています。
以前、吉澤さんもお書きになられておりましたが「やらされ感」が蔓延しているのでは?、と感じております。
その中で、私自身は「未だに?いている」のですが、少しだけ希望の光が見えるような投稿も今後させて頂きます。(業界内のSEの横断的なやりとりなど)
江島さんがおっしゃる「受託開発」だけを専業にしている会社は確かに未来がないと私も思いますが、昨今、一部のSIerはそこから脱出しようと必死にもがき始めています。名だたるプライムベンダーがコンサルファームを取り込んでいる動きが象徴的でしょう。
受託開発の案件であるとしても、そこから一歩踏み出して戦略的な提案ができるケイパビリティを持つことが出来れば、そのベンダーの未来は明るくなるはずです。
私が危惧するのは、このエントリーを見て、イメージ先行の学生達がますますIT業界から遠ざかっていくことです。先にも述べているように、少なくともプライムベンダーは変わり始めています。その点を無視して、「IT業界は終わっている」、「SIerに未来はない」という考えを持つのは好ましくないのではないでしょうか?
システムインテグレーターに未来がないのはその通りだと思います。特に大手の2次・3次に甘んじているところは全く未来がないと思っています。おそらく生き残るのはいくつかの大手がオフショア先に対する商社的機能として残るのと、それこそ地場の中小企業相手に堅実な商売をしているところだけなんじゃないでしょうか。
あともう一つ思っているのは、SIerに仕事を丸投げしているほうも生き残るのが難しいのではないかと思っています。
でも、その当時働いていた企業はネットベンチャーを多数吸収して広義のサービス・プロバイダーとして脱皮を遂げているんですよね。(当時)若造の目から見えていた状況よりも相当高速度にポジションニングを変革できた彼らはすごかったですね。逆にそのあと働いていた日本有数のソフトハウスは概念データをアナライズするという方針で大きく羽ばたく。。はずだったのに失速。本当にその場で働いている立場だとなかなか分からないです。
みんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
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広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
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