月曜とは?/ ノーローン
[ 508] FXブログ│月曜コラム「週刊 独り言」
[引用サイト] http://gaitame-sakoh.cocolog-nifty.com/weekly/
日曜日に宅配され、70ページ以上もあって、結構読み応えがある。)に、バークシャー・ハザウェイのCEOで、世界一の富豪と言われているウォーレン・バフェット氏に関する記事があった。 主題は、“バフェット投資の極意。 世界一の富豪、株主にかく語りき。”で、大変興味のある記事であった。 全然知らなかったが、バフェット氏の好きな食べ物はハンバーガーで、コカ・コーラも好み、チョコレート菓子やソフト・クリームも大好物だとのことだ。 あ、そうか。“好きな食べ物は..”と言っているのだから、そうしょっちゅう食べている訳ではないのかも知れない。 株式投資に対しての記事が大半であったが、バフェット氏は“カリスマ投資家”との異名とは裏腹に、安定性重視で、老舗銘柄を好み、株高の熱狂には踊らないという。 上で、“大変興味のある記事であった。”と書いたのは、僭越ながら上の投資銘柄選び五か条はFX投資にも当て嵌まるのではないかと思ったからである。 日本、アメリカ、ヨーロッパ、そしてイギリスに関しては、経済、政治の状況、そしてFX取引に極めて重要な市場の需給に関しては多少の知識はある積りであるが、他はよく分からない。 分からないものには手を出さないのが塾長の主義である。 バフェット氏は、為替にも投資をして相当な利益を上げたが、現在はブラジル・レアルだけ買い持ちにしているという。 ただし、“米貿易収支が悪化する限り、長期的に米ドルが下落する可能性が高くなる。”と思い、米ドルの長期的下落を予想している。 早合点してはいけないのは、“へえ、あのバフェット氏がドルが下がると言うのなら、自分もドルをショートにしておこうか。”ということである。 もっとも塾長は個人的には、“だから何だ(G7での声明)! G7で協調してドルの下落を止めようか!”などの具体的な策を講じない限り、ドルの下落を止めることは出来まい、と思っており、ドル安トレンドは変わっていないと思っている。 先日、ブログ仲間(実は、飲み仲間でもあり、ゴルフ仲間でもある。)のディープコンパクトさんとの議論で、“FXのスプレッドはコストではないと思う。”と断言したが、確かにディープコンパクトさんが指摘したように、話題になったUSドルと香港ドルの裁定取引を行うに当たっては、スプレッドをコストとして認識した方がよさそうである。 理由は、香港ドルがUSドルにペッグしており、このペッグが続くなら、反対取引を行った場合、諸にスプレッドを払わされるからである。 塾長が“コストとは思わない。”と言った理由は、ぺッグではない通貨ペアー、例えばドル・円を例にとってみよう。 但し、これは議論になった“スワップ・ポイントを狙う投資勘定”での取引を前提としており、“高く売って安く買ったり、安く買って高く売る。”Capital Gain.狙いの取引のことを言っているのではない。(これだけ金利差が縮まれば、ドル・円でやる人はそう多くはなかろうが、あくまでも前提の話。) 彼はその理由を知っており、全然腐りもせず、“またニッサン車をご購入の折は宜しくお願いします。”と非常に礼儀正しかった。 “酒匂さん、私からお求め頂いたフェアレディーZのオイルとかメインテナンスのクーポンはどうされましたか?”と聞く。 前のZは一年足らず(走行距離8千キロくらい?)しか所有していなかったから、恐らく無料の1千キロの時を除いて、3千キロと5千キロ点検の時にしか使っていないから、確かにクーポンが残っていたかも知れないが、全く気にもしていなかった。 “ああ、あれは車を売却した時にそのまましておいたよ。”と言うと、“では、クーポンを再発行して残額分を現金でお返しします。”と言う。 最後は、福嶋プロがボギー・パットを沈め、楽々入れるだろうと思った約60センチくらいの同じくボギー・パットを申プロが外した。 勝利インタビューで福嶋プロが泣きながら、“今までの勝利で一番嬉しい。恐らく今晩一晩中嬉しくて泣き続けていると思います。”と言って、本当に喜んでいた。 先週、ブログでさらりと触れた、我が国の有力企業が海外の子会社に貯めている10数兆円の利益分のレパトリの話が、海外でも相当話題になっている。 先日、日々の“独り言・ブログ”で、“FXとマージャンの通ずるところ。”について尋ねられ、大喜びでお答えしたが、ほんの触り程度しかお答え出来なかった。 やはり、北海道大学・経済学部・マージャン学科を卒業した塾長には、“血沸き、肉踊る。”テーマなのである。 人間の性(さが)であるから仕方ないが、勝っている時は有頂天になり、負けている時は気分が悪く、人に当たり散らすヤツがいる。 −リャンウーパー・ピンの三面チャンであっても、待ち牌が10枚場に切られていたら、待ち牌はあと1枚しか無い。 逆に、ペンチャン、カンチャンでも1枚も場に牌が切れていなければ、上がれる確率はサンメンチャンより大きいかも知れない。 マージャンでも、FXでも、リスクを上手く管理しながら、よりよいリターンを得られるようにしなければ、絶対に勝てない。 マージャンでは、降りてばかりいれば勝てないが、千点の手で親に向かって行くのは無謀というもの。配牌を見て、“あ、これは上がれないな。”と感じたら、最初から降りることを意識しながら打っていく。 FXには、ツキなどという下衆な要因は無いかも知れないが、買っている時でも、負けている時でも勝負からの引きどころが極めて重要である。 夜の11時になったから、そろそろ終わりにしようとすると、“あと、ハンチャンお願い! 俺、こんなに負けてんだよ。”と泣きを入れるヤツがいる。 “俺が売ったんだから、相場は下がる筈だ!”と思い込んで、損切りをしないでナンピンで売り上がっていき、傷を深くする。 何故傍テンになるかというと、最後の最後まで4,4,5と持っていてテンパイしたから余った4を切って3〜6待ちになっただけ。 スポーツでルールを破ると失格になるが、FXは“自分の金”なので、ついつい甘くなってしまうが、それは駄目! “基礎編”の“応用編”とは、これはちとややこしいし、両方とも参加される方の人数は少ないであろうから、この“応用編”で何を話そうかとちょいと迷った。 ・ スプレッド、手数料は業者を選定する際の重要な要素であるが、執行がうまくいかないと意味は無い。(いざという時に、約定出来るか?) トレンドとは、相場の方向性を示すもの。昨年までは、非常に明らかな円安トレンドであったが、大きく転換した。果たして、本物の円高トレンドになったか? いつも木曜日に会う現役ディーラーの多くが、依然としてさらにドルが下がると思っている。現在は、金融システム安定に市場の目が向いているが、アメリカ実体経済の悪さはこれから露呈すると思われ、ドルの下落傾向は変わらない。 ただ、今回のG7での声明文には敬意を払うべきで、ユーロの上昇とドルの下落のピッチは穏やかなものになる可能性がある。 ・ (ついついレバレッジを掛け過ぎたり、損切りを躊躇してしまうが、短期トレードと中・長期トレードの違いや、損切り、レバレッジの掛け方、資金に見合った取り引きなどを教えて欲しい。) 基本的には、中・長期のトレードは投資目的の取り引きであるべきで、多少の相場の動きで動揺するようなポジションを持ってはいけない。 スワップ・ポイント狙いのポジションに大きなレバレッジを掛けるのは、借金をして預金をするようなものである。 多くの個人投資家が昨年までの円安相場に慣れてしまって、スワップ・ポイントを得ることだけにしか目が向かなくなっている。 ・ (資料などを作る際にはタイトルを“理想のトレード”などに変えれば、初心者の皆 さんが自発的にデモでじっくり試してみようと思うのではないか?) 短期間は上手く行くかも知れないが、家族を養うほどの利益を恒常的に上げ続けるのは至難の業だと思う。 手元に5億円くらい余裕資金が有って、それを自由に使ってもいいのなら年間2千万円くらいの利益を上げることが出来るかも知れない。 理由は簡単で、テクニカル分析、特にチャートは過去の相場を見ながら将来の動きを予測するもので、突発的な外的要因に全く無力だからである。 典型的な例は、過去の相場の動きに関係なく行われる為替介入や、9.11などの地政学的リスクが発生した時。 但し、テクニカル分析を使っている人達が多いのも事実であり、彼らの意見を尊重することは大事だと思う。 恋する者の目には、相手のあばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。 先週、米主要金融機関の1〜3月期の業績発表があり、何れも赤字や減益決算となり、リスク資産の削減や大幅なリストラを迫られることとなりそうである。 その背景は、“元々、決算の数字は悪いと思っていた。これで、悪材料が出尽くした。”と市場が反応したらしい。 人員削減などのリストラは間違いなく将来的な経費の削減となり、その金融機関にとっても、また市場にとっても“いいニュースだろうな。”とは思うが、リスク資産に限らず、バランス・シート改善のための“通常の資産”の削減が進めば、企業に対する貸し出しの減少、個人に対する住宅・自動車・クレジットカードなどへの与信枠の締め付けなどにより、米国実体経済に対する悪影響は計り知れないものになるのではなかろうか? 以前、市場の関心は“マクロから金融”にシフトしており、将来起こるであろう景気減退=(マクロの悪化)よりも、現在の信用不安の減退=(金融安定)を評価しているのであろうか? まさに、痘痕(あばた)があるのは歴然としている=(今もひどいし、もしかして将来的にもまだ不安であるが)のに、靨(えくぼ)のように見える=(一時心配された、金融機関の連鎖的な倒産とか、吸収・合併の不安が殆ど無くなった。)ということか? 元々靨(えくぼ)ではなくて、痘痕(あばた)だったんだから、“お前、あっちへ行け!”なんてことになってしまう可能性は大ではなかろうか? 我々の感覚で言えば、“日本の金利は低いし、株価はとんと上がらない。それに、あんなに政治がゴタゴタしている国の通貨なんて買ってどうするの?”という気がするが、彼らが目指す健全なポートフォリオ・マネジメント=(資産運用)とは、そんなに簡単なものではない。 昨年までのドル安&ユーロ高の要因の一つは、中央銀行や政府系ファンドがドルからユーロへのシフトを行ったことである。 断言は出来ないが、人民元を代表とするアジア通貨(勿論、円も含む。)に通貨シフトの戦略を変える可能性はある。 先週もちょっと触れたが、ドル安が続き、ユーロが頭を打って(そんなに生易しいものではなくて、ユーロが結構下がる?)、人民元と円が強くなることもあるかも知れない。 毎週火曜日に、月曜日までの約6ヶ月間の日経平均&米国10年債の利回りとドル・円の相関を面白く表したチャートをブログに掲載していたが、どうもピントがずれて、綺麗にならない。 “カメラのメニュー・ボタンを押すと、マクロと書いたチューリップ・マークがあるでしょ。それにして撮ると、接写が出来ます。”というものである。 そもそもマニュアルが詳し過ぎて、読んでいて嫌になってしまい、途中で、“まあ、いいか。普通の写真を撮るのに支障は無いわい。”と変に妥協して、怠惰になってしまう。 実は、あの後カメラのマニュアルを見直してみると、マクロにしなくてもシャッターを半分押すと、近かろうが、遠かろうがカメラが焦点を合わせてくれる。 車の“取扱説明書”はちゃんと読まないと、安全に車が運転出来ないから、まあこれは読むが、“ナビゲーション・システム”とか、“マルチ・システム”なんて一回も目を通していない。 さて、こういった物、或いは車を操作する時に、総てを理解して、完璧につかいこなせる“達人”になる必要はあるのであろうか? “え、こんなものも付いていたのか?便利だなあ。”ということはあろうが、別に不自由を感じなければいいではないか? カメラや車は、総てを理解していなくても何とか操作出来るからいいが、PCや携帯電話、最近手に入れたi PODなどは、これはもう全くお手上げ。 そして、塾長は素直に“ご免なさい。チンプンカンプンです。2時間あれやこれややりましたが、全く動きません。どうぞ、お助け下さい。”と頭を下げる。 総ての問題の解決を達人に委ねる積もりは無いが、センスの無い素人が無駄な時間を費やしてグダグダするよりは、分からない時は達人に任せればいいんだなと思う。 G7共同声明で、“主要通貨の急激な変動が経済や金融の安定に与える影響を懸念。引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。”とあるが、これをどう理解し、評価するか? −“良し、良し。7年7ヶ月ぶりにG7において、為替相場の急激な変動に対しての懸念を表明した。適切に協力ということは、もしかして強調介入でもするのかな?これで、ドルの下落に歯止めが付くだろう。”と思い、 トリシェは、“ドルの金利がさらに下がり、ユーロの金利が下げられないのなら、ドルがユーロに対してさらに下がっても仕方ないだろう。”と思っているし、アメリカは口先では“強いドルはアメリカの国益である。”と言いながら、実はドル安が外需を引っ張って景気浮揚を助けることは重々承知している。と冷ややかに見ている。 “いいから、もうここで損切りをしなさい。”とアドバイスをして逆に行ったら恨まれるし、アドバイス通りに切って、“ああ良かった。”と思っていたら、直ぐに相場が反転して元の木阿弥どころか、“何もしなければ良かったのに。”と思うことはしょっちゅう。 皆さんも、決して為替の達人になろうなどと考えないで、難しいところは人に任せて、“いいとこ取り”だけすれば結構! 最終日、2位に4打差でスタートし、一時はさらに2打差を広げて、6打差まで広げたらしいが、テレビ中継が始まった14番ホールでは、何とたったの1打差! 気が弱いかどうかはよく分からないが、勝負どころで優勝争いをすると、相当緊張して自分が持っている実力が発揮出来ないということはあるかも知れない。 一度なんかは、生番組中にコマーシャルが終わって本番が始まったのに気付かずに、携帯でメールを見ていたら、“酒匂さん、本番が始まっていますよ!”とキャスターに注意された。 会場には2千人くらいの世界中からの為替ディーラーが集まり、テレビ・カメラが10台くらい前列に並んでいた。 セミナーでのスピーカーは、元財務官の行天豊雄氏、上智大学のウイリアム・クラーク教授、そしてMr.Walkman.ことソニーの創業者の一人である盛田昭夫氏であった。 お一人が45分間の持ち時間のうち、30分がスピーチ、そして15分間が質疑応答という形式でやる積もりであったが、とんだハプニングが起きた。 控え室から演壇に向かって4人で歩いている最中に、盛田昭夫氏が、“ねえ、酒匂君。悪いけど、僕は質問は受けないよ。その代わりに、ぴったり45分間話をするから大丈夫だよ。そして、直ぐに退場するよ。急用が出来たとか何とか言って、場を取り繕ってよ。”と突然仰った。 “え? どうして質問を受けないのですか?”と聞くと、“僕はスピーチで、君たち為替ディーラーのことをぼろくそに言う積もりだ。必ず頭に来て反論する奴等がいるだろうから、面倒くさいから逃げるんだよ。”とニコニコしながら答えられた。 盛田氏がこちらを向いて何か冗談を仰って、会場がどっと沸いているのに、すっかり上がってしまって何も聞こえない。 盛田氏のスピーチのポイントは、“我々物づくりをする者は、寸暇を惜しんでコスト削減に励み、いい商品をなるべく安く提供しようと努力している。 一年掛けて、5%のコスト削減をすることだって大変なんだ。 ところが、あんたら為替ディーラーはマネー・ゲームをやって、たった5分間で為替の価値を変えて儲けようとしている。 けしからん!”というものだった。 そして、盛田氏が直ぐに退場されたが、塾長のところにわざわざいらして、“良かったよ。 俺の言いたかったことを最後に一言でまとめてくれた。”と耳打ちされた。 “どうせ、俺はアマチュアなんだからプロの司会者のようなことが出来る訳が無い。”と開き直ったからである。 試合後のインタビューで、7年間優勝から遠ざかっていたことなどおくびにも出さずに、“また優勝を狙います!”と言い切った。 それともう一つ印象的であったのは、優勝を決めた瞬間、ライバル選手が集まって山口プロに、シャンパンではなくミネラル・ウォーターを頭から掛けていた。 最近美味しかったのは、一緒に食事をご一緒した方から頂いた“カラスミ”をふんだんに上に載せた、“ペペロンチーノ”。 本当は、頂いたようなあんなに上等の“カラスミ”は、薄く切ってちょいと焙り、2ミリくらいに切った大根と一緒に頂くのが正当なのであり、パスタの上に掛けて食べるのはちょっと勿体無くて邪道であるのだが、美味しいものは美味しい。 ニンニクと赤唐辛子がたっぷり入った熱々の“ぺペロンチーノ”の上に、贅沢に“カラスミ”を載せると、とろりと溶けてくる。 ウチのヤツがシャンパンが好きなので、大体日曜日の夜の食事は、シャンパンとサラダ、ハム、ソーセージ、そして赤ワインとパスタと決まっている。 昔、ペロがウチにいた頃は彼女がパスタの茹で係りであったが、ストップ・ウオッチ片手に、中々出来のいい“アルデンテ”のパスタを茹でてくれたものであった。 視聴率が大変高いらしく、皆さんの中でも多くの方々がご覧であろうが、現在放映中のドラマは、“篤姫”で、先日ブログでもご紹介したが、塾長にはとりわけ思い入れが大きい。 塾長のご先祖様は13世紀頃まで小田原近辺に住んでおり、今でも“酒匂川”として、地名だけが残っているが、その頃仕えていた島津家にくっついて一族郎党全員が鹿児島に移ったのである。 まだドラマが進行中で詳しいストーリーは知らないが、姫は篤姫と名を変えてその後徳川13代将軍家定に嫁ぎ、“御台所”=(みだいどころ)となるが、家定は若くして急死する。 そしてまだ若い第14代将軍家茂の養母として、家茂の妻和宮とともに江戸城大奥をとりまとめ、やがて訪れた戊辰戦争時には、江戸に攻め入る西郷隆盛ら新政府軍に働きかけて、江戸城の無血開城に大きな役割を果たしたとされる。 篤姫のよく言った言葉が、“女の道は、前へ進むしかない、引き返すのは恥で御座います。”だったらしいが、当時の女性としては中々勇ましいお言葉で御座いますな。 昨今の軟弱な、入社式にまで“お母様”が付いて来るような女々しい若者には、爪の垢でも煎じて飲ましてやりたい気が致しますなあ。 現在、江戸東京博物館において、財団法人徳川記念財団と尚古集成館の協力のもと、“篤姫展”が催されている。 もし、塾長と同じようにNHK大河ドラマ・“篤姫”を見るのを楽しみにされている方は、是非どうぞいらして下さい。 ドル売りのヘッジが遅々として進んでいない模様であるが、4月に入ってからは、彼ら輸出業者の動向に注意して行きたい。 先週、昔東京外為市場で名ディーラーとして名を馳せ、今は大手投資銀行の会長をやっている塾長の30年来の友人と食事をする機会があった。 “8割の男”にも、“邦銀のディーラーにしておくのは勿体無い優秀なディーラー(と言うと、邦銀のディーラーに失礼であるが、これは本の中の言葉ですからご容赦。)”として登場するし、このブログにもちょくちょく彼との交友を書かせて頂いている。 彼とは一月に数回、いつもの“情報収集”と称して、食事やらワインやらをご一緒して楽しんでいるのだが、いつも勉強になる。 彼と先週、アペレィティフ(食前酒)のシャンパンを飲んでいて、最近の円高が話題になり、当然昨今大流行のFXビジネスにおける、我が国個人投資家の投資、或いは取引行動に話題が移った。 それが果たして確固としたレンジ相場であったかは、実際にトレーディングをしている時には分からず、後からそのレンジを切って初めて、“そうだったんだ。”と納得する。 このチャートをよくご覧頂きたいが、果たして彼らが円を買ったからドル・円が下落したのか、或いは逆にドル・円が下落したから、彼らが円を買ったのか? いつも言うように、1ヶ月のドル・円のオプション・ヴォラティリティーが16%を超えるような相場に手を出すのなら、多少の相場のブレで“ドキドキ・ヒヤヒヤ”するような規模のポジションを持っては駄目! 円をロングにしていても、100円を超えたらドルを売り増せるとか、円をショートにしていても、96円を切ったら更にドルを買い増せるような余裕が無くてはいけません。(ナンピンを勧めているのではありませんよ!) これは、自分の勝手な相場観に溺れないで、間違ったと思ったら“さっさと損切りをしなさい。”と言っているのと同じですよ。 いやあ、今日は朝から相場が荒れており、色々なテレビ局や、ラジオ局、そしてメディア関係から電話での取材が相次いで、落ち着いて“週刊・独り言”を書く時間が無い。 実は、今週は気軽なテーマで行こうと考えていたが、相場が荒れたので、月曜日に書いている有料の顧客向けレポートと少し重複させて、真面目な独り言にしよう。 今日は相場が随分動いたが、お昼頃のレートをピック・アップして、直近の円高相場を示現した2005年1月17日の終値と比較してみると、 何回かブログで米国10年債とドル・円相場の動きを重ねたチャートをお見せし、この二つの関連性が極めて高いと指摘してきたが、実はもう一つ関連性が高いものがある。 よく、“円安になったので、株価が上昇した。”とか、逆に“円高になったので、株が下落した。”というニュースを耳にするが、確かにその連動性は高い。 今日はディジタル・カメラを持ってくるのを忘れたので、後程日経平均とドル・円のチャートを写して、掲載致します。 |
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