義務とは？/ アイフル
[ 375] 【ぴっくあっぷ】シートベルト 後部座席も義務化 : 岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
[引用サイト] http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20080522-OYT8T00063.htm
|
車の後部座席のシートベルト着用義務化などを盛り込んだ改正道交法が６月１日から施行される。県内の交通事故による死者は減少傾向にあるとはいえ、年間で１００人前後が命を落としている。この機会に、安全運転についても改めて考えてみた。 シートベルトによって、どれだけ安全性は向上するのだろうか。交通事故総合分析センター（事務局・東京）が２００４〜０６年の全国の交通事故データを分析したところ、後部座席でシートベルトを着用すると、非着用時に比べ、死亡率（死傷者全体のうちの死者数）は３分の１になることがわかった。事故に遭った際に、後部座席の人が運転席や助手席の人に衝突したり、車外に投げ出されたりすることが防げるからだ。 運転席と助手席でのシートベルト着用が義務化されたのは１９８５年。しかし、後部座席については、当時、運転席と同じ３点式のシートベルトを装備した車が普及していなかったこともあり、着用の義務化は見送られた。 シートベルトの着用意識が向上したことで、交通事故死者は大幅に減少しており、被害をさらに減らすには後部座席の着用率を上げる必要が出てきた。 義務化後は当面、違反すると高速道路に限り、１点減点される。一般道については将来的に罰則を科することを検討する。 座席にシートベルトのない路線バスを除き、タクシーや高速バス、観光バスも義務化の対象だ。盛岡市のタクシー会社「城東交通」は、無線機から音声で着用を促すことを検討中だ。運転手が「シートベルトの着用をお願いします」と協力を求めることにしている会社もある。 県タクシー協会は、義務化を知らせるステッカーを加盟社に配布し、車内に掲示するよう呼びかけている。ただ、現場からは「酔っぱらった人に着用を求めたら、トラブルになる可能性もある」（盛岡市のタクシー運転手）との戸惑いの声もあがる。県警は、運転手が乗客にシートベルト着用するよう、「相当な努力」をしたと認められれば、例外的に反則切符を切らないこともあるとしている。 ６月１日から後部座席のシートベルト義務化のほか、子どもや７０歳以上の自転車の歩道通行が認められたり、７５歳以上の高齢者が車を運転する際には高齢者マークの表示が義務づけられたりする。政府は２０１２年までに交通事故の死者数を５０００人以下とする目標を掲げる。 日産自動車（東京）は昨年８月、ベルト素材の織り方を変え、引き出しやすく、着用しても圧迫感が少ない「低フリクションシートベルト」を開発した。「苦しい」「動きづらい」といった着用への抵抗感をなくすのが狙いだ。 片手で簡単に着用できるように、ベルトの金具を差し込む留め金を上向きに固定するタイプも導入した。ほぼすべての車種の後部座席に、運転席と同じ３点式のシートベルトを採用。 そんなことはだれでもわかっているはず。「近い距離だから」などと言ってシートベルトをしないのは、根拠のない言い訳だ。 交通事故は、大切な人の命を奪うこともあれば、たとえ死ななくても、人生に大きな悲劇を招くこともある。シートベルトをするだけで、命が助かる確率はぐんと上がるし、けがを防ぐこともできる。 |
アイフルのサイトです。
