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宮崎とは?/ アイフル

[ 73] 東京新聞:『1億円は現地対策費』 参院委証人喚問 宮崎被告 秋山氏側へ提供:社会(TOKYO Web)
[引用サイト]  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008052302000091.html

前防衛次官汚職事件で、贈賄罪などで公判中の防衛専門商社「山田洋行」元専務宮崎元伸被告(69)の証人喚問が二十二日、参院外交防衛委員会であり、宮崎被告は防衛族議員らが理事に名を連ねる社団法人「日米平和・文化交流協会」の秋山直紀専務理事(58)側への約一億円提供について「現地対策費として払った」と認めた。
喚問の焦点は、福岡県・苅田港の旧日本軍毒ガス弾処理事業(二〇〇三年入札)に絡み、神戸製鋼の下請け受注を目指していた山田洋行が、秋山氏側に約一億円を提供したとされる疑惑。
秋山氏は一月の参院参考人招致で一億円受領を否定したが、宮崎被告は「(苅田港にある)十二、十三の漁業組合や、暴力団などの現地対策費として支払ってほしいと頼まれ、対策費として払った」と証言、秋山氏の要請で資金を提供したことを認めた。
宮崎被告は〇三−〇六年、秋山氏が日本支店の顧問を務める米国法人「アドバック・インターナショナル・コーポレーション」に年間十万ドルのコンサルタント料を支払っていたことも明らかにした。
秋山氏をめぐっては、山田洋行をはじめ防衛関連企業などから多額の資金を集め、一部しか税務申告をしていない所得税法違反(脱税)疑惑が浮上。東京地検特捜部が内偵捜査を続けている。
自民、公明両党は「宮崎被告が難色を示している」として、テレビ・写真撮影に反対。理事会で撮影が許可されたことから、喚問を欠席する異例の事態になった。
「秋山さんにも、久間さんにも不信感を持った」。日米平和・文化交流協会専務理事の秋山直紀氏への資金提供を生々しく語った宮崎元伸被告は、さばさばした表情も見せながら久間章生元防衛相との確執にも言及した。宮崎被告は、山田洋行の山田正志元オーナーが、不動産部門の不良債権を処理するため、グループ中核の同社を身売りしようとしたことに反発。一昨年九月、日本ミライズを設立した経緯がある。元オーナーへの複雑な感情が山田元オーナーと親しいとされる久間氏への言及につながったのか。
証人喚問で委員会室が息をのんだのは、航空自衛隊次期輸送機(CX)のエンジン納入などをめぐる内幕話。一昨年十二月、東京・赤坂の料亭での会話の再現だった。
「久間さんは『山田(元オーナー)親子があいさつに来た。いい親子じゃないか』と言った。秋山さんは『ロッキードの社長から礼状が届き久間先生に感謝していた』と言っていた。私に対するプレッシャー、手を出すなよということかと思った」
山田洋行から久間氏への献金の有無を問われると初めて口ごもり、十数秒間、宙を見据えて沈黙。補佐人の弁護士と相談した後、「山田洋行のある方が『山田親子は久間先生が後見人になった、先生なんてカネを出せばどうにでもなるんだ』と言っているのを聞いた」と述べた。
一方、自身の疑惑を問われると「個人的に(金を)ポケットに入れたことはありません!」と強く否定。一代で防衛商社を築き上げたことに「海外に人脈を持てば小さな商社でも商権を持てる。米国国内に口コミで声がかかるようにとやってきた」と自負を見せた。
久間氏の秘書は、宮崎被告の証言について「パーティー券以外は(山田元オーナー側からの資金提供は)特にない。政治資金収支報告書にも載ってない」と否定。宮崎被告と秋山氏との会合は「(久間氏が)ロシアに外遊中なので、わかりません」と答えた。

 

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