フルコースとは?/ レイク
[ 102] @nifty:デイリーポータルZ:カウンターでフルコースを食べる
[引用サイト] http://portal.nifty.com/2007/05/25/b/
フルコースを予約して、行ってみたらカウンター席が用意されていた。という経験を、あなたはしたことがあるだろうか? なんとその店は、フルコースを出すような本格的な洋食の店なのに、ラーメン屋のようにカウンター席しかなかったのだ。 が、しかし戸惑いを感じたのは最初の一瞬だけで、食べ始めるやいなや、今度は繰り出される料理のあまりの美味しさに、ニヤニヤしっぱなし状態となったのだった。 やって来たのは長崎は時津町にある「グリーンバンブー」というお店。この店でフルコースを食べるのは今回で2度目だ。 衝撃の一度目は、この店を初めて訪れた時に食べた。その時はまだどんなお店かまったく知らず、人づてに聞いた「美味しいらしい」という噂だけを頼りにフルコースを予約した。そして店に入ってカウンター席しかないことを知って唖然となったわけだ。元々寿司屋だったところを改築したと思われる店内。 クリスマスイブに訪れたこともあるが、その時は予約しないで行ったため満席で入れなかった。みんなクリスマスイブに恋人とカウンターで食事をするのだ。ありえない。 その後、火事があり時津町に移転、現在の店舗となる。せっかくなら移転を機にテーブル席がある(いわゆる普通の)店舗にするのかと思いきや、ひとつだけテーブル席があるものの後は全部カウンター席。マスターのカウンターに対するこだわりを感じた。 エスカルゴと言えばフランス料理の代名詞のように有名だが、実際に食べる機会はほとんどなく、私はまだこの店以外で食べたことがない。つまり私はカウンター席以外でエスカルゴを食べたことがない。 ただカタツムリを焼いただけとは違い、複雑に調理してあって何が何だかよくわからないが、とにかくうまかった。 生ハムはメロンに乗っていた。生ハムとメロンは相性がいいとは話には聞いていたが、こうして実際に口にするのはこれまた初めてだ。たしかに抜群に相性がいい。 フランス料理なんかの場合、見た目と味にギャップがあって私などは素直に美味しいと思えない場合が時としてあるのだが、ここのはなんと言うか、ストレート且つ変化球。見た目の期待を裏切らない上に、予測不能な味の変化がある。 かなり厚みがあるので写真だとハンバーグのようにも見えるが、ステーキである。そして上に乗ってる、これまたハンバーグのように見えるものは、フォアグラである。 そこに、「これ以上お肉の味を引き立たせるものは他に無い」と思わせるほど絶妙なステーキソースがかかる。 フォアグラに至っては、結婚式で食べたことがあったか、無かったかくらい、私の人生において程遠い存在であったため、それがフォアグラであることに確信が持てず、店の人に 美味しさの連続攻撃により朦朧とする意識の中(特に言語中枢をやられボキャブラリーが狭まる中)、今度はデザートがやって来る。 さて、美味しいのはわかったけど、どうせすんごく高いんでしょ?と思ってご覧になっていた方もいるかと思う。 と、思わずジャパネット高田みたいなトーンになってしまうが、私もひょっとして勘定を間違ったのか?それともサービスしてくれたのか?と思ったくらいだ。が、前回食べた時も同じように「安い!」と思ったので、たぶんこれで合ってるんだと思う。 |
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