公表とは？/ キャッシュワン
[ 405] 「赤ちゃんポスト」運用状況公表 記者会見 一問一答 / 西日本新聞
[引用サイト] http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/23809
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熊本市が「赤ちゃんポスト」（こうのとりのゆりかご）の運用状況を公表した２０日、同市の幸山政史市長と、慈恵病院の蓮田太二副院長は同市役所でそれぞれ記者会見し、蒲島郁夫知事も報道陣の取材に応じた。１７人の子どもが預け入れられたことに、幸山市長は「孤独の中で追い詰められる人がいる。命の尊さを考え、社会的支援の在り方を考えてほしい」と訴えた。３氏の一問一答は次の通り。■熊本市長「支援の在り方考えて」 慈恵病院副院長「相談多く大きな意義」 【幸山政史市長】 ‐１７人は多いと感じているか。 多い、少ないという評価は現時点では難しい。１７人の中に、救われた命があったといえるケースもあると思っている。設置当初の意義は果たされているのではないか。 ‐（預け入れの理由などが含まれない）この公表内容で社会的な検証ができると思うか。 できる限り公表し、広くこの問題について考えていただきたいということと、一方で子どもの人権やプライバシーを守っていくこと。それを考えた中で、完全にこれでできると自信を持って言えるものではないが、できる限りを公表した。 ‐親の引き取りが１件にとどまったことについてはどう思うか。 緊急避難的な施設として、預けたとしても、落ち着かれたとき、引き取りに来てもらうことが理想。引き取りが増えていくことを期待している。 ‐匿名で預け入れが可能だから助かった命があると考えられるのか。 匿名さゆえに命が救われた可能性はあるのではと考えている。しかし、出自を知る権利を重んじなければならないという考えもあり、検証を続ける中で、この課題を考えなければならない。命を救うことを大前提として考える必要がある。 ‐預け入れの理由は公表しないのか。 大事な点だと思っているので、どこまで公表できるか考えていきたい。 ‐国などへの要望は。 厚労省に全国各地域での相談体制の一層の充実を要望した。市民、国民には、孤独の中で追い詰められる人が多くおり、子どもが遺棄されたり、殺されたりする現実の中で命の貴さをあらためて考え、社会的支援の在り方を考えていただきたい。 【蓮田太二副院長】 ‐１年を振り返って感想は。 全国に深刻な悩みを抱えている人が多くおり、それが預け入れ件数につながっている。預け入れ件数をはるかに超える相談が全国から寄せられていることが、大きな意義だと思う。負担は大きいが、やる意義はある。 ‐県外から預け入れが多いことをどう思うか。 遠隔地から預けに来られるのは、命を大事にしたいとの思いがあるからだろう。家族、社会がそれをしっかり受け止めることができればと思う。 【蒲島郁夫知事】 ‐１７件の預け入れ件数をどう思うか。 多い少ないという判断はできない。これだけの利用状況があることを踏まえ、検証作業をする。 ‐赤ちゃんポストが熊本に設置された意義は。 子どもの命を救いたいという純粋な気持ちで設置された。「子捨ての助長になる」「命を救うべきだ」という賛否両論は理解している。子どもの幸せのため、県としてもできることをしたい。＝2008/05/21付 西日本新聞朝刊＝ お得なチケット先行販売情報チケＰＯＮ！広げよう！食育の輪九州スマイリートクラブ博多のまちづくりを考える【博多】千年の都市フォーラム福岡贔屓なフリーペーパーフクオカ・ビィーキ全国の逸品をお届けするサイト４７ＣＬＵＢ52新聞社が連動 日本が見える!４７ＮＥＷＳ |
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